標的タンパク質分解誘導薬は、従来の低分子医薬品が標的とすることができなかった転写因子や足場タンパク質などの“アンドラッガブル”なタンパク質も標的にできる可能性があることから、近年、新しい創薬モダリティとして注目されています。本ウェビナーでは株式会社モルシス ライフサイエンス部 神谷謙太朗 博士をゲストスピーカーに迎え、WuXi AppTec TPDプラットフォームのシニアディレクター Sun Lingbing 博士と共にTPD薬研究開発の最先端をご紹介いただきます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
タイトル:標的タンパク質分解(TPD)誘導分子探索における統合的ソリューションと研究開発について
日時:12月6日(金)15時~16時半
ウェビナーリンク(事前登録不要):https://wuxiapptec.zoom.us/j/91866679544
アジェンダ:
15:00~15:40 WuXi AppTecによる標的タンパク質分解(TPD)創薬サポートのご紹介(英語)
演者:Sun Lingbing, Sr. Director, Head of Biochemistry and TPD Platform, WuXi Biology
WuXi AppTec は2016年にTPD創薬研究サポートを開始し、ターゲット探索からIND取得までをカバーする統合的研究プラットフォームを構築しました。これまでに300以上のTPD創薬開発プログラムに携わり、10以上のTPDプログラムを後期開発/臨床段階に移行させた実績がございます。PROTACや分子接着剤だけでなく、現在では10以上の二機能性分子を網羅する研究プラットフォームを確立し、新世代のTPD分子研究が可能になっております。本ウェビナーでは、標的タンパク質分解の概要説明と、PROTACを例としたTPD分子研究のための技術とソリューションをご紹介します。
15:40~16:10 MOEによる標的タンパク質分解誘導薬の設計支援(日本語)
株式会社モルシス ライフサイエンス部 神谷謙太朗 博士
合理的な分解誘導薬の設計には、標的タンパク質、E3ユビキチンリガーゼとの適切な三元複合体をモデリングすることが重要です。
MOE (Molecular Operating Environment)は、このような多様な創薬モダリティのモデリングやシミュレーションに対応した統合計算化学プラットフォームです。本講演では、MOEによる標的タンパク質分解誘導薬を介した三元複合体のモデリング手法の概要とその適用事例をご紹介します。
16:10~16:30 質疑応答